NT-41Cb
規格 :
NT-41Cb は、ライム系被覆を有する溶接棒で、溶着金属は 13%Cr の他 Cb を C の固定量含有して、細粒化されたフェライト組織を示し、特に耐ワレ性、延性、および靱性に優れています。
アークは安定でスパッターは少なく、全姿勢で安定した作業性を示します。
適用される母材は一般に熱影響部が硬化しますので、150~200℃の予熱および700~800℃の後熱処理によって良好な結果が得られます。
化学成分 [%]
C | 0.12以下 |
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Mn | 1.00以下 |
Si | 0.90以下 |
P | 0.040以下 |
S | 0.030以下 |
Ni | 0.70以下 |
Cr | 11.0-14.0 |
Nb | 0.50-1.50 |
Mo | 0.75以下 |
Cu | 0.75以下 |
機械的性質 (PWHT)
引張強さ | 480 N/mm2以上 |
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伸び | 25%以上 |
熱処理 | 試験片加工前に730~760℃×1hr 加熱後、 55℃/1hr 以下の冷却速度で315℃まで炉冷し その後空冷 |
溶接姿勢
F | V | H | OH |
製造寸法並びに適正電流 [AC,DC(+)]
製造寸法 | 適正電流 [amp.] | ||
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径 [mmΦ] | 長さ [mmL] | 下向 | 立向・上向 |
2.6 | 300 | 50-80 | 40-60 |
3.2 | 350 | 80-120 | 60-100 |
4.0 | 400 | 100-145 | 90-130 |
5.0 | 400 | 140-180 | - |
用途
13%Cr 鋼( SUS403、SUS410、SUS420H )の溶接。