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T-2 | 株式会社ツルヤ工場,溶接棒,被覆アーク溶接棒,ガス溶接棒

株式会社ツルヤ工場

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TEL 0488-861-2451

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T-2

規格 : ASTM A316-64T E8016-C1

 

T-2は、低水素系の低温鋼用溶接棒で溶着金属に約2.5%のNiを含み、-100℃までの低温で使用される2.5%Ni、3.5%Ni鋼の溶接に適します。
溶着金属は低温で、極めて高い切欠靱性を示します。


◎溶接上の注意点
1. 溶接棒は使用の前に 300~350℃で1時間の乾燥を行ってください。
2. 作業中、鋼板上にアークストライク部を作りますと、その部分が脆化してワレの発生源となる恐れがあります。
もしも、こうした場合がありましたら、予熱用にバーナーなどで温度を上げてその部分をなます必要があります。
3. 熱入量( J/cm )を大きくして、一度に多量に肉を盛るようなビードをおきますと、衝撃値や降伏点が低下します。
4. スタートに出やすいピットは、あともどり法を使用して完全に防いでください。

化学成分 [%]

C 0.05-0.10
Mn 0.70-1.00
Si 0.30-0.60
P 0.020以下
S 0.018以下
Ni 2.00-2.60
Cu 0.15以下

機械的性質 (As welded)

降伏点 470-550 N/mm2
引張強さ 560-640 N/mm2
伸び 25%以上
衝撃値 (0℃,2V Notch) 118J以上
衝撃値 (-60℃,2V Notch) 59J以上

溶接姿勢

F V H OH

製造寸法並びに適正電流 [AC,DC(+)]

製造寸法 適正電流 [amp.]
径 [mmΦ] 長さ [mmL] 下向 立向・上向
3.2 350 90-130 80-115
4.0 400 130-180 100-170
5.0 400 180-240 -
6.0 400 250-310 -

用途

液化ガスタンカーおよび同貯蔵用タンクなど、低温機器に用いられる2.5%Ni、3.5%Ni鋼の溶接。